1.渡る世間は飲みばかり
ご機嫌よう、何かの行事前はとりあえず一杯飲みたくなる太郎である。
もうね、お酒がほんとにうまい。仕事をする時間以外は酔っていたい。
酔う為に飲む。飲む為に酔う。幸せの循環である。
そんな時、友人らから新潟ラウンドワン(以下ラウワン)に行こうとお達しが来たのだ。
2.社会人の時間は貴重
社会人になると仕事上どうしても、急な対応を迫られる事がある。あらかじめ決まっていた予定を変更せざるを得ない事だって多々ある。そしてかつての学生の頃と違ってマブダチ=最優先ではなく、少しずつ仕事の責任が増していくのだ。
これは致し方ないのだ。
お子さんのいる家庭では尚更である。
よって、友人達で○○時に飲もう!と約束したところで、それが仕事や家族の事情での遅刻してしまっても仕方ないよね。ってあっしは思う。
一方、時間通り出席する為に余裕を持って調整した側は、やっと確保できた数十分を棒に振るのは大変勿体ない。スマホいじりは家でもどこでもできる。せっかく仕事と家族の調整を終えた上での自由時間、今しかできない事はないのか──。
これの解決手段は一つ提案したい。集合時間前に飲む、である。
出来上がった中に素面で参加してくる面々には悪いのだが、これが一番良い!
友人らとラウワンに行く時間は19時過ぎ。仕事もバラバラ。
これはもう、集合時間迄行けるメンバーだけで0次会を開催するしかない。
3.ラウワン付近で0次会できそうなところは?
が、0次会に適した場が一見ない。
たとえばラウワン内にはカラオケやボーリングをしつつであれば、メニューは少ないが安価で飲む事ができる。が、これは友人全員が集結した時に取っておきたい。
そして他に探してみるが、デイリーヤマザキさんと本間健康ランドさんぐらいしかない。これらは始まりというよりシメ向きな気がする。
どこかないだろうか?
できれば、タクシーを使わず歩きで。
そして雨天時にヒールを履いた女性が居たとしてもギリギリ許容範囲な距離で。。。とグーグル先生に質問をしまくると1件候補が出てきた。
「居酒屋食堂 味幸(あじこう)」さん。
ラウワンから約150m。吹雪でもなければ大丈夫そうである。
全く情報が出てこないので、下見に行く事に。
4.突撃
ラウワンからまぁまぁ遠からず近からずといったところ。
佇まいが既にヒールを履いた女性が似つかわしくないかもしれないが。
でもね、こういうところって、のんべぇに優しいお店なんですよ。きっと(勘)
愛すべき昭和レトロ。
レトロ全開!!
入ってすぐ、オヤジさんが新聞を読んでまったりしておられる様子でした。ドラマの喫茶店みたいな。
ええ、雰囲気。
雑誌、歌謡曲のCDやスピーカーが店内にズラリ。
焼酎のボトルもわんさか入っている。
その名の通り、“居酒屋食堂”な品々。
ここ最近のメニュー表は、店イチオシ商品は注目が集まるよう1ページ丸々使ったり、揚げ物は揚げ物、前菜は前菜としてジャンルごとに1ページ使う等、お店側がお客を想って工夫を凝らしているのが散見されるが…こちらは昭和の中華料理スタイルである。
たまにはこういう場所で一息入れたいなと感じてしまう。なぜかってゼニ稼ぎの匂いがしない。
こんなメニュー表を細々とチェックしているあたり、我ながら面倒な生き物になってしまったと嘆きたくなる。
あっしは“ラーメン半カレーセット”を注文した。
「あ、ベタやなぁ~」の声が聞こえそうである。
おおよそ、見た目から想像する味で間違ってないと思われる。
安心するやつ。
しかし、カレーは肉や野菜がゴロンゴロン入っているし
このラーメンには椎茸が実は隠れており、香ばしい香りと出汁を醸し出している。
優しい。とにかく優しい味なのだ。「こういうのでいいんだよ」系。
恐らく地元中の地元の人達の憩いの場としてあるのだろう。
ボトルキープも大変多く置いてあった。
店内は温かい雰囲気に満ち満ちている。
最近、最先端の欧風料理を食べている人。なんだか疲れている人。
不思議な安心感を味わいに行って頂きたい。
あぁ~酒飲みたい。まじで。
熱燗くれー
という事で、いってらっしゃい!
店名:居酒屋食堂 味幸(あじこう)
住所:新潟県新潟市中央区鳥屋野2丁目17-28
セブンイレブン鳥屋野2丁目店隣。
営業時間:昼【食堂】11:00~17:00、夜【居酒屋】17:00~23:00
火曜定休。
出前、宴会は相談の上。
電話番号:(025)282-5510
駐車場:有