ご機嫌よう、熱しやすく冷めやすい太郎である。
「あ~…もうここらへんで辞めよっかな。」そう思う時は誰にでもくる。
最初ダイエットに燃え上がっている人ほど、急激な落差で辞めたいオーラが苦痛になってくる。
健康的でルックスの良いダイエットを行う場合には、食事制限と運動により体脂肪を燃やす事になるのだが、その体脂肪を燃やす為には順番がある。
血中や筋肉または食事などから得られる糖分が足りなくなって、脳が「これはヤバい!」と思ってやっと体脂肪の燃焼が始まるのだ。
体脂肪の燃え始める時期は個人差があるが、おおよそ2週間はかかる。
トレーニングと食事に身体が慣れておらず苦痛の時間を過ごして、体重計に乗ってもまるで結果が出ない…。ここがダイエットの第一関門である。
物理的に分からない。通常時と比べて圧倒的に食べる量を減らし運動したとしても、約2週間変化が表れないのは何故なのか。
あっしも謎に思う。
そんな想いを食い止める為、糖質制限ダイエットを行っている方向けにいくつかtipsをご紹介したい。
1.「筋肉が喜んでいる!」と考える。
ハタからみれば頭おかしい人だが、分かる分かると言ってくれる人もいるはず。
中山きんにくんや武田真治、西川貴教…時代が流れても彼らのセリフに共通するものがソレであるが、これは上位のマインドセットなのだ。
筋肉は確かに生命体ではないのだが、人格を持たせる事で「〇〇の為に。」と行動が生まれやすい。
家族の為に嫌なクレーム対応して稼いだり、料理を振る舞う。友人を喜ばせる為に贈り物を渡す、いつも利用してくれるお客さんに特別サービスを提供する。
これらは自分一人の為ではなかなか発揮できない。
自分一人だけだと自分一人が満足すれば済む話なので、辛くなってくると自己満のハードルを下げ、そこでやめてしまいやすいのだ。
筋肉くんの為、と思えば重い腰を上げやすくなる手段として有用である。
トレーニングをやりたくない自分とやりたがる筋肉で心の整理もしやすいので便利。そして犬飼ってる人が仕方なしに毎日散歩にいくように、おのずとトレーニングも慣れてくる。
また、人格を持たせる事で闘争心を掻き立てるという事もできるようになる。スポーツや勉強や技術…みな敵や味方など相手がいるから向上心を保ちやすい。
バカになった気分で読んでもらいたい。単純に目の前のダンベルを持ち上げる時、コーチが指示してきた。
「貴方の力でこのダンベルを上げなさい。」
「貴方と貴方の友人である上腕二頭筋と共闘し、このダンベルを上げなさい。」
どうだろうか。
後者の方がやる気が出てくるとなれば、いい感じに仕上がってきている。ここで自分の腕に手を添えて「頼むぞ。」と言える関係性だとアツい。一人でやる時より力が出やすいからだ。
域が達してくると「広背筋はなかなかいい線いってたけど、大腿筋、おめぇ情けねぇな」と声かけすると「クソッタレー!」と底力を出すこともある。
これはマインドセットなので自分が一番やる気を発揮できる形にした方が良くて、あっしの場合は負けず嫌いなのでハッパかける内容が丁度いい。自分がトレーニングメニューを考案し、いざ実行する時は「挑戦状」という認識をもってやっている。メニューをこなした後は達成したと思っておらず、打ち勝った!負けなかった!と鼓舞するようにしている。
「いっしょにがんばろ!」タイプが良い人はそれもいいだろう。
筋肉がつけばつくほど、持てなかったものが持てるようになったり、猫背や肩こりが治ったり、自己管理能力が高まる。そういった段階を経て筋肉に愛情を持てるようになる。筋トレをした事がない人はいきなり一般の感覚からハイレベルの筋肉バカをTVで見かけてしまうので、何だかキモく感じるのだ。それは仕方ない。
それらは長年のマインドセットとトレーニングの積み重ねの賜物である。ドラゴンボールでいうと「いい魂の持ち主」という奴だ。
パートナーが24時間自分に付き添ってくれていると考えれば、また一段上にいけるはず。
大丈夫、筋肉は裏切らない。
(余談)
ライザップは人材を採用するとき頭の良い人、熱血漢より、コミュニケーション能力が高い人を選ぶ。知識は後でいくらでも付けられるし、コミュニケーション力こそ研修したところで身につくものではないからだ。
そして全国のダイエッターに糖質制限のメソッドを本にして売り捌くより、コミュ力の高いトレーナーを付き添わせる事に注力し、ビジネスを成り立たせている。
つまりライザップは、ダイエットとは既に知識は溢れかえっていて、失敗する理由の大半はダイエッターのメンタルにあると判断し、メンタルを支える事に月30万、70万もの価値を作り上げたのだ。
事業規模を拡大し、成功例を続々と打ち立てているその背景に、心強い味方がいる要素が大きな役割を果たしているのが見て取れる。
真剣に自分の身体を考えてくれる味方は多ければ多いほどモチベが高く保てる事を添えておきたい。
まずは今日から筋肉を友達にしよう。
2.心拍数があがる音楽を流す
pod castや流行りの音楽を聴いてトレーニングする事が多いが、ここぞという時は心拍数が上がる音楽を持っておこう。これは各々気力が最も回復する曲を真剣に考えた方が良い。
あっしの場合は曲自体は特に意味はなく、曲と一緒に連想される思い出が最も気力を回復させる。
1.ドラゴンボールZ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」。Z戦士の苦戦の数々、特にクリリンが殺され超サイヤ人になった悟空を思い出すと、腹筋の筋トレで限界きても+2回はいける。界王拳3倍。
2.半沢直樹のBGM。新人時代にクッッソ腹が立った上司の顔が連想され、「お前はそこまでか(笑)」と言われてる気分になり、ランニングでへたってる時に聴いても5分は長く走れる。なお、今では反省し、感謝している(本当にすみませんでした。)
3.LMFAO「Let’s Get Ridiculous」。学生時代に何事も楽しもう精神で活動していた頃が連想され、もうダメだー…と思っても「余裕っしょ!」と開き直れる。キツくても楽しむ気持ちが大切。
4.Final FantasyⅤ「決戦」。まだまだ!まだまだ死ねんのじゃ!この命燃え尽きても!わしはきさまをたおす!!
5.Survivor「Burning Heart」。亀田興毅の入場曲で世界戦は大いに感動した。ウェアに着替えて家を飛び出す前の一番ダルい時に流すようにしている。ゴング前に最適。
他にEDMやダンスミュージックなど何十曲もラインナップは揃えてある。
自分が走ってて一番身体が動く音楽を見つけておこう。
特に筋トレは自分が「もう限界だ!」と感じてそこから更に追い込み、筋肉繊維をブッ壊す事で大きな成果が出るので、実力を限界以上に引き出す要素をたくさん持っておくと肉体的にも精神的にも非常に有用。
3.他人のボディをみる
自分のボディ、イケメンボディ、だらしねぇボディ、この3種類は見た方が良い。
オススメは新潟各地の極楽湯。
モデルのようにすらっとした細マッチョや、ゴリラ級に仕上がった体育会系大学生、飲み会&〆ラーメンで肥えに肥えたサラリーマンが混在している。
それらと自分の3者を見比べて自分の立ち位置を確認するのだ。
どちら側でいたいのか。
ダイエットを志した当初から自分はどこまでイケメンボディに近づけたのか。
改めて考えると良い。
家の鏡で結構痩せてきたなと思っても、他人のイケメンボディをみると全然足りてないと感じるだろう。
客観的に自分を比較し、ポジションを認識できれば、何が達成できて何が足りないのかヒントになる。
2.ダイエット生活の記録第2週(3月16日~3月22日)
摂取した内容と、毎朝の測定結果をUP
~備考~
・食事は左上が朝食、左下が昼食、右側が夕食。
・食事は野菜から食べ始める。
・各トレーニングは9割、夕食後に実行している。
・10時~14時の間に20分、家に帰って昼食を取っている。
・糖質制限は食材にどうしても金がかかるので、チャレンジャーさん多用。
↓3月16日
休み
↓3月17日
休み
↓3月18日
腕立て10回×3、レッグライズ10回×3、バックエクステンション15回×3、片足スクワット左右各15回×3、懸垂5回×3
7kmランニング
↓3月19日
7kmランニング
腿上げダッシュ50m×5
(体側忘れ)
↓3月20日
休み
↓3月21日
腕立て20回×3、懸垂5回×2
7kmランニング
腿上げダッシュ50m×3、
↓3月22日
休み
第二週以上。
全体的に食べ過ぎた。
数値だけみると全然痩せてない。が、毎日の数値で一喜一憂する事はない。
測定値はそもそも高下するもので、右肩下がり一直線のダイエットなどそもそもないのだ。
諦めず継続する事。これがダイエットである。
第三週に続く。